34歳ズボラ主婦が語るお家のこと、子どものこと

夫~転勤族の33歳 息子~空を飛ぶことが夢な5月生まれの年長さん 娘~可愛いものを見るとすぐ抱っこしたがる3月生まれの年少さん 家族全員、北海道生まれの北海道育ち。 2018年12月完成の新築注文住宅に住んでいます。

産後間もない女性を労わってほしい

夜中に陣痛が来てしまい、急遽帝王切開の手術を受けることになった私。
様々なことを乗り越えて息子と対面した…ここまでが前回までのお話でした。


今回のお話は、産後、私の精神状態が不安定だったときのお話で、暗い内容となっています。ご覧になりたくない方はご注意ください。




目が覚めると、病室におり、私の両親、夫の両親、私の姉の家族が駆けつけてくれていました。

私はまだ起き上がることができませんでした。
トイレにも行けませんし、食事も取れません。
生まれた我が子を抱っこすることもできません。

両親たちが息子を抱っこしているのを見て、「私はまだ抱っこできていないのに…」と複雑な気持ちになってしまいました。

産後の女性は気持ちの浮き沈みが激しい、我が子を守ろうとする本能が働く…など、多くの女性がそんな状態になってしまうと聞いていましたが、私もなってしまいました。

私は何よりも、息子を抱っこできない、授乳もできない、ということが辛く、早く起き上がりたいと強く思っていました。

寝たままの状態で授乳してみようと助産師さんに言われ試してみましたが、母乳は全く出てこず、息子はブドウ糖を飲む日々。

激痛に耐えながら、起き上がり、歩き回るリハビリを行いました。

母乳は出なくても吸わせ続けることで、出るようになると助産師さんに教えてもらってからは、何度も試してみました。

しかし、初めてのことだらけで、両腕は腱鞘炎になり(不慣れな抱っこで)、乳首からは出血し(吸わせるのに不慣れで)、子宮の収縮する痛み、傷口の激痛と、様々なことに耐え忍びました。
また、トイレに行けない間、管を通して排泄していたのですが、この管がとても痛く、早く取りたいとリハビリを頑張りました。しかし、管を取ってもらってからも、管が入っていた箇所が痛みました。
脊椎に麻酔が入ったままでしたが、これもまた不快感がありました。


やっと母乳が出るようになると、喜ぶのも束の間、胸が熱を持ち、ガチガチに固くなり、激痛に苦しみました。


産後はこんなに様々な痛みに耐えなければならないとは知りませんでした。

乳首が痛くて授乳の時間が怖い、でも授乳しないと胸が痛む。授乳すると子宮が収縮して痛む。授乳するために抱っこしようとすると腕が痛む。少し動くだけで傷口が痛む。尿の管が入っていた箇所も痛い、脊椎も違和感がある。

1度に身体のあちこちが激しく痛む経験は今までしたことがありませんでした。


息子を抱っこできるようになり、授乳ができるようになり、嬉しいはずなのに、なぜか涙が流れ、精神的に追いつめられていました。


お見舞いに来てくれた母が、寝不足の私を気遣い、「(息子を)抱っこしていてあげるから寝なさい」と言ってくれたことがありました。しかし、私は心配で寝ることができず、母と息子の様子を見ていました。すると、母も疲れていたのか、居眠りをし始め、激怒したこともありました。

母乳が出ず、悩んでいたときに、両親や義理の両親から「母乳は出たの?」「母乳飲まないでいて大丈夫なの」と言われ、傷ついたこともありました。

私は、夫以外とは会いたくない、連絡も取りたくないと思うようになり、お見舞いを断ることにしました。

今回は暗い話で申し訳ありません。

身近な方がもし同じような状態になってしまったら、その方がどうしたいのか聞き、時には距離を置くことも受け入れて下さればと思います。

心がとても敏感な状態になっていますので、悪意がないとしても相手を傷つけてしまうこともあるかもしれません。

お腹の中で大事に育ててきた子どもを誰かに取られたくないという本能が働く方もいるかもしれません。

命を授かり、お腹の中で育て、産むということはとても大変なことです。そのような女性をあたたかい目で見守り、労わっていただければと思います。

2度出産を経験しただけの私が、偉そうなことを申し上げてすみません。



もし、不妊治療や子育てをしていて孤独を感じたり、辛いと感じる方がこのブログを読んでくださったなら、コメントを残してくださいませんか??

私でよければ、愚痴でも何でもお聞きします。

私には聞くくらいしかできませんが、孤独を感じる人を少しでも減らすことができればなと思っています。